店主のブログ
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エスペト ティント / ラファエル・カニサレス
スペインの赤ワインでございます。
早いもんで7月も1週間がたとうとします。
最近お客様との会話に「梅雨って明けてないよね?」なる言葉が多いです。
気象庁もこのところ頻発するトカラ列島の地震でてんてこ舞いなのか何も触れないですね。
今降ってる雨って夏の夕立ってことにはならんのかね。
さて、昨日はカミさん方の親戚のご葬儀がありました。
義母のご姉妹に当たる方が亡くなられ、義母を伴って参列いたしました。
義母は5人姉妹、そのうちの3人が天に召され寂しさを抱いた参列でしょう。
葬儀は近年の状況を映し出すかのように一日葬、会場入りから読経、初七日法要、火葬と一連の流れであります。
喪主さまには悲しみの中でも穏やかな最期を心安らかに迎えられたようでありました。
葬儀場は近代的なセレモニー会場で数多くのお墓もあります。
非常に手を入れられた美しい墓地でお花がいたるところで咲き誇っています。
式場内部も美しく和洋の式も違和感なく執り行える落ち着きと清潔感のあるホール。
ステンドグラスも美しいやわらかな明るさ、外気の暑さも忘れる涼しさの中で笑顔の遺影に手を合わせて参りました。
ステンドグラスとくればのワインです。
スペインのワイン、エスペト。
お手頃価格ながら手の込んだラベル、色使いコーティングの質感とステンドグラスのようであります。
ブドウはテンプラニーリョ100%、ステンタンク仕込み。
キャンディのようなキュートなフルーツ香。
ベリーのみずみずしいタッチはチェリーを頬張る感じ。
なんでも値上げでワインも高いです、このエスペト千円でお釣りがきますぜ、ワオ~!
¥990(税込価格) 2025/7/7
サンジョヴェーゼ タスカン・ヴァイブス / ジェオグラフィコ
イタリアの赤ワインでございます。
あ~やっぱり梅雨なんですね、ここへきての空模様は重い曇天の雨の日々。
空調で店内は爽やか快適でありますが外の湿気温度差で窓が曇って真っ白け~であります。
連日の暑さで店外を飾る花のプランターもすぐ乾く、水やりもしっかりあげなきゃ花もかわいそですね。
近隣の農家さんの畑からも夏野菜が収穫され販売機にたくさんの方がお買い求めにいらっしゃいます。
家庭菜園をやってるお客様もいらして夏の水やりにはご苦労されているようです。
毎日足を運ぶのも難儀でしょうし、一日一回では足りなくもなります。
キュウリなどは成長早くて収穫できなきゃすぐにお化けキュウリかヘチマのようになっちまいます。
テレビでは鶏さんが暑さで卵にも変化があると映し出す、餌を食べなくなりサイズが小さくなったり、水分補給ばかりで殻がブヨブヨだったりと悩みの種のようです。
ではありますがこの戻ってきた梅雨の雨も厄介ですね。
シトシトじゃないもんね、ザバー!っと強い雨脚は冠水や土砂崩れにもなります。
穏やかな気候を返してくれ~、日本の四季を返してくれ~な気持ちであります。
で、日本の四季とくればのワインです。
梅雨を彩る紫陽花のあとは太陽に向けて顔を揃える向日葵が四季を教えてくれます。
そんなラベルのタスカン・ヴァイブスのサンジョヴェーゼ。
前回ご紹介した白のヴェルメンティーノでは海が描かれていましたね。
トスカーナの平野に見られる木立、スカイブルーに白い雲、そして元気いっぱいの向日葵。
サンジョヴェーゼにカベルネソーヴィニヨンを加えオークで9カ月熟成。
サンジョの明るいキャラクターにカベルネの腰が加えられてオークの深みが造られた感じ。
向日葵さんにも水分を、この夏も元気に咲き誇っていていただきたい。
\1,980(税込価格) 2025/6/25
ヴェルメンティーノ ヴァイブス / ジェオグラフィコ
イタリアの白ワインでございます。
来たねー、来た、来ましたねー、夏!
梅雨明けの宣言に躊躇するのは分かるけど雨一転しての猛暑です、この先の天気予報のお日様マークの連続は夏でしょ。
たまに書いてますが5月の雨、この何年かは降ってますよ、でその後いきなりの高温、今の日本はこうなんですよ。
木枯らしとか梅雨入りとかもう関係なし、四季なんてのは昔の話。
照りつける夏の日差しにうんざりもしますが、このままいけば海とか観光は嬉しい悲鳴、となれば幸いですがその頃は台風到来でめちゃくちゃな被害ですわ。
と悲観的な書き方でありましょうか、外れてくれればいいですね。
で、来たー、夏とくればのワインです。
いかがでしょうこのラベル、スカイブルーにオーシャンブルー、砂浜に打ち寄せる波、水平線には白い雲!
夏でしょ、暑かった一日の終わりにテーブルにあるとヴァイブス上がります。
その名もヴァイブスですがな。
あまり海とか波とかイメージ湧かない産地では?なトスカーナの白ワイン。
ブドウはヴェルメンティーノ100%です。
ラベルから抱く印象そのまんまの爽やかさ、ヴェルメンティーノってこんなに超爽やかでしたかねと思うくらいの突き抜け感。
若い桃のフレッシュでフルーティな香り、一方で今はあまり感じなくなった猫のお楚々の臭いにも近いかな。
良くも悪くもツ~ンと鼻腔に抜けてい行きます。
テイストも当然にキレがあり、冷え冷えのカッツ~んとくる酸味がたまりません、あ~爽快でしゅ~。
来たる猛暑の連続に冷蔵庫に準備しておきたいワインですぜ。
¥1,980(税込価格) 2025/6/16
キャンティ エドアルド・ピ / ピッツォラート
イタリアの赤ワインでございます。
ミスター・プロ野球、長嶋茂雄さんがご逝去されました。
日本の野球人気を決定付けてきた名選手、後の名監督。
野球界に留まらずスポーツ界全体に大きな影響を与え文化人としての素晴らしい側面をも届けてくれたお方でした。
功績などはすでにTVなどが流してますので今更私などが書くこともない。
ただやっぱり野球少年だった自分も長嶋さんの大ファンでしたからね。
グラウンドでは背番号3の子供たちはたくさんいました。
テレビを付ければ長嶋さんの過去の映像が映し出されます。
様々なシーン、亡くなられているんですが悲しさよりも笑顔にさせてくれるのはその天性の明るさ、ユーモアのあるエピソードのせいでしょうか。
志村けんさんの時もそうでした、亡くなられた悲しみよりも偲んで流されるコントの映像に笑ってしまいました。
長嶋さんといえば独特な言葉使いでしたよね、名言もありますがよくわからない擬音を使ったコメントもありましたね。「ボールがシュ~っときてバットがビュ~ンと振られスパーンと飛んでいく」みたいな。
時として難しい理論よりも分かりやすいよな意味不明なような。
で、擬音とくればのワインです。
美味しさに現れるのか、飲み口の切れ味か、そんなワインの名前。
「え~のがあるど~、ピ!としたのが」なるワインであります。
イタリアトスカーナとくればのキャンティです、ピッツォラートがつくるエドアルド・ピであります。
劇団四季の面々に飲んでもらいたいライオンキングなラベル。
百獣の王のようなワイルドなテイストかと思いきや、クリーンできれいな果実味。
サンジョヴェーゼ100%はオーガニック、セメントタンクで熟成のいきいきとした酸と元気なベリー。
のど越し軽快ながら心地よいボディが舌に乗ってきます。
スター選手は世を紡いで世界を渡りメジャーでも活躍している現代でありますが、私らの世代は「我が長嶋茂雄は永久に不滅です!」
¥2,640(税込価格) 2025/6/4
ノエムス ティント テンプラニーリョ / ボデガス・ナヴァルソティーリョ
スペインの赤ワインでございます。
ニュースを見てますといつまでも絶えないのが運酒運転。
飲酒運転では必ず怪我や命が奪われる展開になります。
子供たちの集団に突っ込んだり信号待ちの人を巻き込んだり、飲んだらダメの意識が低すぎる。
自動車産業の方はどうなんでしょ、未来を予測する空飛ぶ車とか斬新なアイデアを盛り込んだものや、必ず必要になる自動運転の発展もあり車の多様な幅広さには唸るものがあります。
なのに、なのに、飲酒をしたドライバーを感知したら動かないってのができないんだろう。
昔から宇宙へ行けるのになぜ地震が予知できぬなんて言われ、近年では早い予測が行われ津波の到来までが分かるようになってきました。
なのに、なのに何故飲酒運転は注意喚起でしかないのかえ?
この人は苛ついてるので煽り運転をするなんてことで動かないのは無理だとしても、アルコールの検知で動かないことくらいできそうじゃね?
飲酒による事故のない世界を望みます。
で、飲酒、アルコールとくればのワインです。
仕事を終えもう車は乗りませんになったときに飲むワインのようです。
その名は「飲むです」・・じゃねえな、ノエムスでございます。
1995年にセラーの三兄弟によって設立、当初より有機栽培を行っております。
ブドウのほかのフルーツも栽培してるらしく高級デパートにも卸しているそうです。
ラベルの表示にはテンプラニーリョの文字が見えますが、テンプラニーリョは60%、その他にガルナッチャ20%、マスエロ20%の構成です。
スペインに見られがちな甘濃いというよりは優しいフルーツ感。
プラム、レーズンなどの果実感を柔らかなタンニンが喉を流れていきます。
車のキーを置いたからこそ美味しいのがお酒です。
¥1,925(税込価格) 2025/5/28